2026年上半期もはや終わり、下半期に突入です。
Audibleの聴き放題で約40冊程読んでいました。月7冊くらいのペースで読んできたんですね。自分でもびっくりです。
本の選択は流行ってるとかは気にせず、自分が聴きたいものを聴いてきたので単純に読書履歴に近いです。
おすすめしたい本もあるので、今回上期のまとめとして振り返ってみます。
小説
著者:アンディ・ウィアー
概要(あらすじ):主人公ライランド・グレースは見知らぬ部屋で目を覚ます。しかも何故かほとんどの記憶がない状況で、断片的に思い出される記憶や科学知識を元に少しずつ現状を把握していく。そして自分に課せられた使命を悟り…。
感想:激推しのSF小説。SF好きならもちろん、SF・科学が苦手な人でも楽しめる作品です。
ストーリー構成は時系列が行ったり来たりして少しわかりにくいという人も居るかも。複雑だけどちょっとずつ真相が見えてくるのでそのワクワク・ドキドキ感がたまらなく好きでした。
また何と言っても中盤以降で物語は大転換。クライマックスは涙涙でとても感動し、今年どころか歴代含めトップに入るくらい好きな作品になりました。
映画化もされており、多少省かれてはいるものの映画も面白かったです。
著者:劉慈欣
概要(あらすじ):文化大革命の混乱の中で、科学者葉文潔(イエ・ウェンジェ)が極秘の研究に関わったことをきっかけに、人類は知らぬ間に”外部からの視線”を向けられることになる。時代は移り、現代の科学者汪森(ワン・ミャオ)は世界的な物理学者が次々に自殺していることを知る。汪森自身も物理学では到底説明できない現象に遭遇し…。
感想:中国の文化大革命を発端にした超大作のSF小説。こちらはSF好きには勧められるが、苦手な人は挫折するかもしれない。個人的には三体2黒暗森林のラストには驚愕したし、宇宙社会学という考え方は非常に新しく唸ってしまった。三体3死神永生もなるほどそんな考え方もあるのかと色々と宇宙、物理法則の捉え方に幅が広がった。5冊ありかなり長いが読破自体が一つの達成感になるかも。
ちなみに三体0という前日譚、三体Xというスピンオフもあります。
著者:夕木春央
概要(あらすじ):山奥にひっそりと作られた地下建築を訪れた主人公と友人たち。また、そこに偶然居合わせた三人の家族を含む十人は一晩をその地下施設で過ごすことになる。ところが明け方の地震によって唯一の出入り口が岩で塞がれてしまった。脱出する方法は一つだけ残っているが、そのためには一人を置き去りにする必要があった。そんな中で殺人も発生してしまう。誰か一人を犠牲にするならその犯人であるべきだと皆の意見は一致し殺人犯を探すことになるが…。
感想:どんでん返し系のミステリー小説。みんな怪しいし途中で犯人が分かる人も居ると思う。それでも最後の最後にひっくり返るのですごく衝撃を受けた。今思えば方舟というタイトルもひねりが効いてる。
著者:夕木春央
概要(あらすじ):亡くなった叔父が所有していた無人島でリゾート開業するため視察に訪れた主人公里英を含む9人の関係者たち。視察の後島で一泊してから本土に帰ろうとしたが、翌朝9人の内1人が殺されていた。殺人犯は必ずこの中にいるが探ることはできない。何故ならば犯人が残した十戒の中にこう示されていたから。「殺人犯を知ろうとしてはならない。戒律に背いた場合、全員が死ぬ。」
感想:同じく夕木春央のどんでん返し系のミステリー小説。こちらは犯人がわからないようにするトリックが細かくて、よくもまあそんなトリックを考えつくなあと感心しました。方舟とセットで読むことをおすすめします。
著者:朝井リョウ
概要(あらすじ):世代や立場の異なる3人の男女は、それぞれが抱える孤独や不安に苛まれていた。レコード会社で働く久保田はキャリアと家庭の距離に悩みながら新規アイドルプロジェクトに関わりファンダムを仕掛けていく。澄香は内気な大学生で周囲に馴染めなかったがとあるアイドルが心の拠り所になりファンダムにのめり込んでいく。非正規社員の絢子は長年応援していた俳優の突然の訃報に打ちのめされ、行き場を失った推しへの熱量が次第に暴走していく。
感想:推しに関するアレやコレや。自分には完全には理解できないが、推し活にハマるのは何かに困窮している時なのかなと思った。違ったらすいません。
久保田については年齢が違いこともあり「今後還ってくるのは、これまでやってきたことよりも、これまでやってこなかったこと」というセリフは中々突き刺さるものがあった。
著者:朝井リョウ
概要(あらすじ):検事の寺井は息子が不登校になり動画投稿にのめり込む姿を見て普通に戻ってほしいという思いと理解しようとする気持ちの間で揺れていた。女子大生の八重子は異性に対し恐怖に近い苦手意識を持っているが、学園祭でダイバーシティフェスを企画する中で知り合った青年に初めて恋心を抱く。契約社員の夏月は誰にも言えない欲望を抱えながら周囲の人間とは深く関わらないように生きてきた。一見まったく関係のない彼らの人生がとある事故をきっかけに交差していく。しかしその人々の救いとも呼べるつながりは現代社会が掲げる”多様性”にとっては看過し得ない歪なものだった。
感想:多様性とは何か、正しいとは何かについて問いただしてくれる本。正欲とは正しい欲である。それは誰にとって正しいのか?誰がその正しさを定義しているのか?やみくもに多様性を掲げることが真の多様性から遠ざかるような気がする。少なくとも自分自身が多様性に関してモヤモヤしていたことを文章化、物語化してくれたと思った。
著者:朝井リョウ
概要(あらすじ):就職活動の情報交換を目的に関係性を持った5人の大学生。人を分析するのが得意な拓人、能天気に見える同居人の光太郎、光太郎の元彼女の瑞月、瑞月の友人で意識高い系の理香、社会に対して斜に構える隆良。考え方が異なる5人で情報交換をしながら就職活動を進めていくが、それぞれが本音と建前を持っていて…。
感想:朝井リョウの2作を読んで久しぶりに再読。何者は映画から入ってその後小説を読んだ。就活に難儀する若者を描いた作品で、自分って何者なんだろうか、何者かになれるのだろうかといった不安や葛藤を描いている。自分は就職後に出会った作品だけど就活中に読んだ人はどう感じたのか聞いてみたい。
著者:湊かなえ
概要(あらすじ):文部科学大臣で作家の清水義之が高校文化祭の式典中に舞台上に飛び出してきた男に刺殺される。男は逮捕された後獄中から手記を発表し、その中には清水が深く関与していた新興宗教に対する強い恨みが綴られていた。
感想:イヤミスの女王が政治家暗殺事件を基に描いた二人の宗教二世の物語。宗教二世の苦悩を軸にミステリーとして昇華された作品。前半の暁闇は暗殺犯の手記(ノンフィクション)という形で、後半の金星はとある小説家の作品(フィクション)という形で作られていて、後半を読んだら前半のイメージがガラッと変わるので再読したくなる。
著者:湊かなえ
概要(あらすじ):
物静かなサラリーマン・深瀬は行きつけのコーヒー店で出会った女性・美穂子との穏やかな日々を送っていた。しかし美穂子のもとに「深瀬は人殺しだ」という告発文が届き、その平穏は崩れ去ってしまう。ただ、告発内容については思い当たる節が一つだけあった。大学時代にゼミ仲間と行った旅行の際に親友が事故死してしまった件だ。しかもその告発文はゼミ仲間の元にも届いているという事を知る。誰かがあの事故の”真相”を探ろうとしている…。
感想:これぞイヤミスといった感じでイヤな感じになるミステリー小説。最後絶句。タイトル通り最後の一手で盤面をひっくり返されたリバースを見るよう。
朗読は藤原竜也さんなので、声を目当てに聴いても良いと思います。
著者:湊かなえ
概要(あらすじ):新人脚本家・甲斐千尋は著名な映画監督・長谷部香から新作の相談を受ける。その題材は15年前に起きた「笹塚町一家殺害事件」であった。千尋も香も笹塚町の出身であり、それぞれがその土地にまつわる痛みを抱えていた。二人は事件の真相を追うことで自身の過去と向き合うことになる…。
感想:ミステリーというよりは人間ドラマに近い内容。香の父については事実は変わらなかったとしても真実によって希望を感じる捉え方になっててよかった。
朗読は北川景子さん。声を目当てに聴いても良いと思います。
著者:永井紗耶子
概要(あらすじ):江戸の芝居小屋「森田座」の近くで一件の仇討ちが成された。それから2年後、総一郎と名乗る侍が件の仇討ちについて詳細を聞きたいと仇討ちの目撃者に聞いて回る。皆見事な仇討ちであったと表するその真相はどのようなものであったのか…。
感想:時代劇ミステリー、かつ人情物語。目撃者一人ひとりにインタビューしていく形で事の真相が明らかになっていく。仇討ちの話よりも目撃者自身の身の上話がメインだけどそれに引き込まれてしまう。途中で展開は読めてしまったけど、みんな温かくて優しく、心温まる幕引きでした。
著者:
概要(あらすじ):天正六年、織田信長に叛旗を翻した荒木村重は有岡城に籠城し外からの援軍を待ちながら不安定な情勢に身を置いていた。そんな中、村重の元に織田方の軍師・黒田官兵衛が説得に訪れる。村重は説得に応じないにも関わらず官兵衛を斬らずに地下牢に幽閉するという異例の判断を下す。その後籠城が続く城中で不可解な事件が次々と発生していき…。
感想:こちらも時代劇ミステリーだが、よりミステリー・謎解き要素が強い。頭脳明晰な村重がミステリーに挑み、さらに頭の切れる黒田官兵衛に助言をもらい解決していく。謎解きをする動機についても、戦国の世の理に倣えばこそで新鮮な納得感があって面白かった。
著者:奥田英朗
概要(あらすじ):出版社勤務の大森は原因不明の体調不良に悩まされ、紹介された精神科医を半信半疑で訪れる。そこで出会ったのは清潔感ゼロ・呆れるほどのマイペース・異常な注射好きという強烈な個性を持つ精神科医・伊良部一郎であった。大森は運動を勧められて始めた水泳にのめり込み、生活の中心が水泳になってしまう…。他にも一癖も二癖もある患者と、その斜め上を行く変人伊良部のちょっと笑える治療劇。
感想:ほとんど医療ではなく伊良部という変人のペースに巻き込まれる患者たちの話をコミカルに描いた作品。伊良部は無茶苦茶な人間なので、常識なんて考えず思いつくままに言いたいことを言う。そのやり取りが笑えるしスッキリするので、かなり面白く息抜きにちょうどよい作品だと思います。
著者:五条紀夫
概要(あらすじ):メロスは推理した!身代わりとなった親友のセリヌンティウスを救うため、3日で故郷と首都を往復しなければいけないメロス。しかし妹の婚礼前夜に起きた密室殺人、仲間の一人が殺されていた山賊団、荒れ狂う川の溺死体など、様々な謎を解きながら首都を目指す!
感想:あのメロスが行く先々で事件に巻き込まれて謎解きを行うという笑える設定。メロスは正義の人だがそこまで頭脳は良くないので、ほぼフィジカルに頼って事件解決していくというパワフルな作品。他にも登場人物の名前も役割まんまなのでそれも面白い。笑えるので重い小説を読んだ後や気持ちが沈んだ時にぜひ。
著者:宮島未奈
概要(あらすじ):40歳の在宅ライター・猪名川健人は取材のため婚活イベント会社を訪れる。そこでイベントを仕切る名司会者・鏡原奈緒子と出会う。その人こそ婚活業界では知らぬ者のいない”婚活マエストロ”であった。取材のはずが健人自身も婚活イベントやバスツアーに関わっていき、止まっていた人生が少しずつ動き出す。
感想:自身も婚活してたのであの空気感が思い出されるようでした。ただ、最後はかなり前向きになれるような明るく爽やかな作品。
著者:秋吉理香子
概要(あらすじ):婚活現場に集う男女の欲望・不安・思い込みが引き起こす予想外の事件。結婚相談所、街コン、婚活番組、代理婚活、それぞれの舞台で描かれる婚活ミステリー。
感想:婚活ミステリー短編集。自分はあまり合わなかったですが、婚活現場を題材に色んなミステリー短編を楽しめます。
著者:辻村深月
概要(あらすじ):西澤架は坂庭真実と婚約したばかりだった。その彼女が突然姿を消した。架は彼女の足取りを辿るうちに真実の本当の姿を知っていく。
感想:人物描写がエグい。自分の苦手な系統の人たちが嫉妬やらなんやらで好き勝手言ってくるのほんときつい。真実の足跡を辿るのはミステリー感があったけど、本質的には婚活・結婚とはというところにあった気がする。
著者:鈴木光司
概要(あらすじ):夫と離婚した淑美は5歳の娘・郁子と共に古く薄暗いマンションへ引っ越す。ある日2人は屋上で赤いバッグを見つける。しかし、このマンションには子供は郁子以外に住んでいないはず。それ以来2人の身に不可解な現象が起き始める…。”水”にまつわる7編のホラー短編集。
感想:今回久しぶりに再読。小説は短編集になっていて、映画はその中の1つを題材に作られたもの。映画のような怪異系のホラーというよりも、人怖、嫌な雰囲気、後味の悪さという面が強い印象。タイトルの気味の悪い印象が一変するような話もあって実は感動もある。
著者:染井為人
概要(あらすじ):コロナ禍で一気に人生が転落していく三人の男女の物語。ラブホ経営者の茂一はコロナ禍で客足が途絶えるもコロナ給付金の対象外とされてしまう。キャリアウーマンの美世子はコロナ禍で人との交流が減り孤独感を感じていた。進学校で落ちこぼれかけている礼央は不良の同級生と再会し夜中に家を抜けて遊び出してしまう。それぞれ別の場所で暮らす三人だが、コロナ禍における日常の小さなほころびから次第に人生の奈落へと転がり落ちていく。
感想:コロナ禍を題材にしてはいるが、あんまりコロナ感がなかったので自分としてはいまいちでした。三人ともどんどん状況が悪化していく様はやめてくれ!滅茶苦茶だ!と叫びたくなる。
著者:米澤穂信
概要(あらすじ):山間の集落・蓑石は住民の高齢化で廃村となっていた。南はかま市はこの村を再生させるため、Iターン支援推進プロジェクトを始動。実務を担う部署として「甦り課」を設置する。出世欲の強い万願寺、やる気のない課長西野、やや常識知らずだが人の懐に入り込む新人観山の職員3人で次々に起こる騒動に対処していくが…。
感想:どんどん減っていくIターン移住者たち。伏線は色々あって謎解き要素はあるけど、その真相解明よりも万願寺よ強くあれと思ってしまった。コメディ感あったけど最後ちょっと重かったかも。
著者:山口未桜
概要(あらすじ):救急医・武田航のもとに搬送されてきた溺死体「キュウキュウ十二」。その遺体は武田本人と瓜二つだった。兄弟のいないはずの自分と同じ顔の男は誰なのか。武田は旧友の医師・城崎とともに、出生の秘密を探る調査を開始するが、鍵を握る人物が密室で死体になっていた…。
感想:あらすじが面白そうで読んだ本。ネタは医療系のやつなので聞いてもそうなんだーってなるくらいでした。医療に明るくないので現実的なのかもあんまりわからない、かつタイトルから何となく予想もついてしまう。ただ、タイトルについては一手加えられてるので、なるほどなーと思った。
著者:歌野晶午
概要(あらすじ):元私立探偵で、今は「何でもやってやろう屋」を自称する成瀬将虎は、フィットネスクラブで知り合った後輩・芹澤清から、彼が想いを寄せる女性・久高愛子の相談を受ける。愛子の身内が轢き逃げで亡くなり、その背後に悪徳商法組織・蓬莱倶楽部が関わっている可能性があるという。警察に頼れない事情を抱える愛子は、成瀬に内偵を依頼する。
感想:確かに叙述トリックではあった。びっくりしたけど、ストーリーが一変するほどでもなかったのでそんなにハマらなかった。
著者:伏尾美紀
概要(あらすじ):1974年に起きた一家惨殺事件。50年後にとあるアパートの一室で変死体が発見される。アパートに残されていたのは事件に関わる遺書と凶器と思われる日本刀だった。これを機に事件捜査が再び動き出す。
感想:昭和、平成、令和と事件を辿った刑事の執念は熱いものがあった。泥臭い刑事モノが好きな人にはハマるかも。登場人物が多いのでAudibleだと追うのが大変でした。
著者:松下龍之介
概要(あらすじ):大学院で遺伝人類学を学ぶ青年・七瀬悠は、担当教授から依頼されたDNA鑑定の結果に衝撃を受ける。ヒマラヤのループクンド湖で発掘された“200年前の人骨”のDNAが、4年前に豪雨災害で失踪した義妹・紫陽のものと完全一致したのだ。常識では説明できない鑑定結果の意味を探るため、悠は教授のもとを訪れるが教授は何者かに殺害されていた…。
感想:あらすじが面白そうだったので読んだ本。ただ、大変申し訳ないのですが自分には合わなかった。主人公は美男であり周りの女性陣が協力的になってストーリーが展開していくし、表現のラノベ感や全体的なファンタジー感を感じてしまい合いませんでした。ただ、今度ドラマ化するということなので先に原作を読む派の人は是非。
ビジネス・自己啓発
著者:樺沢紫苑
概要(あらすじ):脳科学の根拠に基づき、「せっかく読んだのにすぐ忘れる」という状態から脱却し、読んだ内容を記憶に留めるための読書術を解説した実用書。
感想:一番最初に読んだほうが良いくらい、読んだ本の内容を忘れないためのノウハウが詰まった一冊。1週間以内にアウトプットすること、まとめ読みよりスキマ時間の方が記憶の定着には有利なこと、が特にキーポイント。
最初にこの本を読んでおいて、他の本を読む際に実践していくのがいいと思いました。
著者:佐藤舞
概要(あらすじ):お金の不安の根本原因を解き明かし、「稼ぐ・貯める」以外の方法で人生の安定、不安の解消を実現するための手法を解説した実用書。
感想:お金との向き合い方。特に、資源、資本、資産とは何かの定義付け、Multi Capital Management(MCM)という考え方は非常にためになりました。
「あっという間に人は死ぬから」も同著者でありこちらも人の不安について体系的に言語化されているのでぜひ読んでみてください。
著者:喜多川泰
概要(あらすじ):大学生の知哉は、「人生を変える旅がしたい」と漠然と願っていた。そんな彼に親友の夏輝が提案したのは、決まった交通手段もなく、ガイドもなく、余計な荷物も持たない、“ほとんどすべてが自由で、不自由な旅”だった。
感想:海外旅行に見立てて、人生という旅の楽しみ方を教えてくれました。また、短いのでさっと読めるのもいいです。人生に前向きに向き合うためのマインドセットです。
著者:小柴満信
概要(あらすじ):2040年の半導体は、微細化の限界を突破し、AIと量子計算による“計算主導の開発”が主流となる。チップレットと3D集積が標準化し、材料・製造・設計のすべてが自動化され、半導体は社会インフラとして国家戦略の中心に位置づけられる。
感想:世界で拡大する半導体業界への期待。かつて半導体大国であった日本のしくじりについて解説。世界の潮流とそれに対する日本の取組みについて知れて本当にためになった。日本は遠巻きで見ているだけではなくちゃんと動いており、世界に喰らいついていく未来を実現したい。そのためにも日本の活動を色んな人に知ってもらうのは重要だと思いました。
雑学
著者:色々
概要(あらすじ):科学、歴史、心理学、医学など幅広いテーマを図解やイラストをもとにわかりやすく解説した大衆向け解説書シリーズ。子供から大人まで楽しみながら知識を深めることが出来る。
感想:「日本のしきたり」「宇宙の話」と聴きました。日本のしきたりは知ってるようで知っていないことを改めて知ることができた。それぞれちゃんと意味があってそのしきたりを守ることが文化を守ることになるんだと思いました。宇宙については初級という感じですが非常に分かりやすかったので、今まで宇宙に触れてきたことがない人は聴いてみても良いと思います。ちなみにオウムアムアについても紹介程度ですが触れていました。
著者:谷本真由美
概要(あらすじ):日本のメディアでは報道されない世界の重要ニュースや日本社会が持っている常識を世界各国から見た時の評価など、日本と世界のズレに焦点をあてて紹介する解説書。
感想:例えばフェンタニルの脅威やイギリスが移民政策は失敗だと公式に認めたこと、スペインのオーバーツーリズム問題など確かに日本のメディアではあまり取り上げられないニュースかと思う。視野を広げるという意味では読んでも良いかも。
著者:藤原良
概要(あらすじ):M資金とは第二次世界大戦後の終戦処理において、GHQに接収された財産などを基に現在も極秘裏に運用され莫大に膨れ上がった秘密資金のこと。本書は、M資金詐欺の歴史や何故現在でもM資金詐欺に引っかかってしまうのかを解説した本になります。
感想:どちらかというとM資金は存在する!といった都市伝説的な解説ではなく、M資金詐欺が何故こうもはびこっているのか、なくならないのかという点の解説でした。都市伝説好きとしてはちょっと物足りない感じです。
ノンフィクション
著者:前野・ウルド・浩太郎
概要(あらすじ):昆虫学者である前野・ウルド・浩太郎は、子どもの頃から「バッタに食べられたい」という奇妙な夢を抱き続けていた。博士号を取得したものの安定した職はなく、研究者としての生活は不安定。そんな中、彼はアフリカ・モーリタニアで農作物を食い荒らすサバクトビバッタの防除研究に挑むことを決意する。本書はバッタをこよなく愛するバッタ博士の奮闘記である。
感想:バッタ研究本2冊。「倒しに」の方は研究詳細というよりバッタという研究対象を相手に四苦八苦する姿、バッタを心から愛するあまりバッタアレルギーになったり、ティジャニという人たらしな相棒の話など、面白エピソードが満載。「倒すぜ」の方でついにバッタ研究の根幹部について知れた。自分は虫が苦手なのですが基本面白おかしく読めました。ただ、少しだけバッタ描写があるので(そらそうか)、想像するのも無理という人には合わないかも。
著者:鈴木俊貴
概要(あらすじ):言葉を持つのは高度に発達した知能を持つ人間のみだ。そんな常識を真っ向から覆し、シジュウカラが文法を使って会話していることを世界で初めて解明したシジュウカラ研究者・鈴木俊貴による科学エッセイ。
感想:シジュウカラが文法を扱うというのは昔ニュースで見たけど、どうやってそれを証明したかは本書で初めて知った。仮説、検証、理論構築と順を追って生態が明らかになっていくのが面白い。
Audibleならではの要素として鳥の鳴き声が聴けるのでおすすめです。
著者:山極寿一/鈴木俊貴
概要(あらすじ):著者たち動物行動学者は、長年のフィールドワークと研究を通して、「動物はどんな“言葉”を使い、何を伝え合っているのか」というテーマに向き合ってきた。本書では、ゴリラ研究の山極寿一、鳥類研究の鈴木俊貴の二人が対談を通して、さまざまな生き物のコミュニケーションの仕組みを読み解いていく。
感想:「僕には鳥の声がわかる」が面白かったので関連本として読んでみました。ゴリラ研究の山極寿一さんとのシジュウカラ研究の鈴木俊貴さんの対話で、動物達の言語・コミュニケーションや果ては人間のコミュニケーションまで話題が及ぶ。動物達の視点、もしくは人間が手放してきたものの視点から見ると別に人間は特別じゃないんだなと改めて思った。
著者:雁部那由多/津田穂乃果/相澤朱音
概要(あらすじ):東日本大震災から数年。宮城県・気仙沼の高校に通う16歳の語り部たちは、自分たちが経験した震災の記憶を「未来へ伝える」ことを使命として活動していた。
彼らは、津波で街が失われた光景、家族や友人との別れ、避難所での不安な日々、そして復興へ向かう地域の人々の姿を、自分の言葉で語り続ける。
感想:3.11東日本大震災を経験した生の声。当時実際に被災はしていないので全てを共感することはできないが、あの大災害は日本全土を揺らしたと思っています。人によってはフラッシュバックしてしまい辛い気持ちになるかも知れませんが、直接罹災してない人は特に聴いてみてほしいです。
特におすすめしたい本
ここまでは2026年上半期に読んだ本をただ羅列しましたが、この中で特におすすめしたい本をピックアップします。
読む本で悩んでいる人の参考になれば幸いです。
| ジャンル | タイトル | 推しポイント |
|---|---|---|
| 小説 | プロジェクト・ヘイル・メアリー | 自分史上最高のSF小説。ネタバレしない主義なので多くは語れませんが、ハラハラ、ドキドキ、感動が詰まった愛のある作品です。 |
| ビジネス・自己啓発 | 読書脳 | 読書を記憶に留め、財産にしていくノウハウが知れる。もっと早く聴いて実践してみたかったと思ったので。 |
| 小説 | 木挽町のあだ討ち | 年齢のせいか、登場人物一人ひとりのストーリーに胸打たれてしまい、感情が動いた回数が特に多かった作品。みんな優しいんだ。 |
| ビジネス・自己啓発 | 2040年半導体の未来 | 日本半導体復活の足がかり。 |
まとめ
以上、2026年上半期に読んだ本です。audibleで聴いてよかった作品も多々あり満足のいく読書体験だったかなと思います。たくさん読書できたのもaudibleを使っていたからなので、気になるようであればキャンペーンを活用して初めてみて下さい。
この中から好きな本に出会える人がいれば幸いです。
