2024年ももう5月が過ぎようとしています。みなさんは新NISA制度を利用して投資されてますか?
- 興味はあるけど口座開設とか面倒くさそう
- 確定申告が必要と聞いたがそれも面倒
- 投資なんて所詮ギャンブルだ
- 1日中画面に張り付いてないとだめだし、サラリーマンじゃ無理
- 金持ちじゃないと意味ないよ
- 儲けても税金でたくさん持っていかれるんでしょ
などなど、このようなことを思ったことありませんか?
これらは全部自分が投資を始める前に思っていたことです。
自分自身投資を始めて4年経ったんですが、上記のように考えて投資を開始するまでだいぶ時間がかかっており、今ではかなり後悔しています。
今回は投資の始め方や、始める前に抱いていた投資に対するイメージがどう変わったか書いてみます。
そもそも投資とは?
そもそも投資とはなんでしょう?
なんとなく、お金で株を買うこと、というイメージでしょうか。
私は投資とは「資産(=将来利益を産み出してくれるもの)に資金を投じること」と解釈しています。
実際、投資対象となる資産には株式だけではなく色々あります。
以下は一部の例です。
- 不動産:不動産現物やREIT
- 個別株式:高配当投資、成長株投資、IPOなど
- 投資信託:インデックスファンドやアクティブファンド
- 仮想通貨:ビットコインなど
- 債券:日本国債、米国債、社債
- 通貨:日本円、米ドル
- 自己投資:資格取得、スキルアップ
色んな投資がありますがそれぞれメリット/デメリットがあるので自分の特性にあったものを選べると良いです。
今回は個別株や投資信託、つまりは株式投資を始めるところに絞って記載します。
株式投資の準備
株式投資を始める際に必要なものを下記に挙げます。
事前に準備しておくとスムーズに始めることができます。
実際に必要な手順は証券会社によって異なるので、証券会社の口座開設手順に沿って実施してください。
- マイナンバー:マイナンバーカード、マイナンバー通知書
- 本人確認書類:運転免許証、パスポート、住民票の写しなど
- 証券口座:SBI証券、楽天証券がおすすめ
- 銀行口座:証券口座と合わせて開設がおすすめ
- スマホ or PC:スペック不問
- ネット環境:スペック不問
注意点
①マイナンバーは必ず必要です。
口座開設自体はマイナンバーが無くても出来ますが、実際に取引を開始するためにはマイナンバーの登録が必要です。
また、マイナンバーカードや通知カードを紛失していてもマイナンバー記載の住民票でも開設可能な証券会社もあるみたいです。
ただ、カードや通知カードを紛失している場合は、警察への遺失物届けと再交付の手続きをしましょう。
②本人確認書類の住所と現住所が一致していること。
証券会社からの書類は現住所に届きますが、現住所と確認書類の住所が一致していないと口座開設できません。
引っ越しした際はちゃんと住所変更をしておきましょう。
③証券会社で迷っている場合
どこが良いかわからない場合、まずは楽天口座をおすすめします。
理由は、すでに多くの人が楽天経済圏を活用しており敷居が低い、楽天証券のページが見やすい、楽天銀行や楽天カード、楽天市場との連携でお得になりやすい、といったところでしょうか。
個人的には最初に株やってる感を味わうためにSBIを開設しましたが、結局楽天含め他の証券会社も開設しました。
証券会社で悩んで時間かけるよりもさっさと開設して投資をスタートした方が良いので、気軽に選んでしまいましょう。
④銀行口座
こちらは証券口座開設の際に合わせて進めておくとスムーズです。
例えば楽天証券の場合は楽天銀行、SBI証券の場合は住信SBIネット銀行
についてそれぞれ案内されるかと思います。
強いこだわりがなければ一緒に開設するのがおすすめです。
特に楽天証券+楽天銀行や、SBI証券+住信SBIネット銀行の組み合わせは使い勝手良いです。
いよいよ投資
以上で準備ができたらいよいよ投資に向けての行動です。投資を始めるまでの大まかな流れは以下になります。
①証券口座の開設
②銀行口座の開設
③口座への資金の入金と株式/投資信託の購入
①証券口座の開設
まずは証券口座の開設です。
ここで証券口座にはいくつか種類がありますので以下にまとめました。
NISA口座
NISA口座は非課税優遇されることもあり優先度は高いです。
また、一人につき一口座まで持つことが可能で、複数の証券会社で同時に取引することはできません。
旧NISA制度は2023年で新規投資が終了となりました。
2024年開始の新NISA制度は旧NISAの一般/つみたてで分かれていた口座をひとまとめにしたようなものです。
さらに上限金額も増え、非課税期間も無期限化されており大幅改善され非常に優れた制度になりました。
NISA口座は最悪なくても投資自体は可能ですが、せっかくならメリットの多いNISA口座を作って運用したほうが良いです。
特定口座
特定口座には、源泉徴収ありと源泉徴収なしの2種類があります。
源泉徴収ありの場合、証券会社が株式売却時の利益に対して代理で課税分を納税してくれます。
そのため確定申告が不要となります。
※証券会社が税金を出しているのではなく、納税処理を代理してもらうだけ。
ただし株式売却益が20万円以下の場合そもそも課税されないため、無駄に納税してしまうことになります。
そこで、源泉徴収なしの場合であれば利益が20万円以下の場合非課税となりますが、
逆に20万円以上の利益があると確定申告が必要になります。
どちらを選ぶかは個人の投資目的にもよるので一概には決められませんが、
自分は確定申告が面倒なので源泉徴収ありにしました。
一般口座
一番の特徴は上場未公開株を管理できるというところ、らしいです。
ただ、証券会社からの取引報告書がないのですべての売買の管理を自分でやる必要があります。
未公開株を持ったことがなく持つ予定もないので、自分の経験上はオススメできません。
②銀行口座の開設
先にも紹介しましたが、楽天銀行や住信SBIネット銀行がオススメです。
それぞれ条件はありますが、楽天銀行なら金利0.1% 、住信SBIネット銀行なら金利0.01%になります。
他の店舗型銀行の10〜100倍ほど金利が付くのでよほどのことがない限りネット銀行が良いと思います。
③口座への資金の入金と株式/投資信託の購入
証券口座と銀行口座の開設が出来たらいよいよ入金と購入です!
入金は単純に銀行口座へ入金しただけでは株式購入できないので注意が必要です。
銀行口座から証券口座へ資金移動させて、証券口座内の資金で購入することになります。
銀行口座から証券口座への振り替えは楽天、SBIでそれぞれサービスがあるのでそれを使うとより便利になります。
楽天銀行「マネーブリッジ」
・楽天銀行と楽天証券の口座間で手数料無料で自動入出金
・マネーブリッジを設定していると普通金利0.1%
・銀行取引でも楽天ポイントが付くようになる
マネーブリッジ – 楽天銀行連携による優遇金利などのサービス提供 | 銀行連携 | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp)
住信SBIネット銀行「SBIハイブリッド預金」
・住信SBIネット銀行内のSBIハイブリッド預金口座とSBI証券口座間で手数料無料で自動入出金
SBIハイブリッド預金 | 円預金・仕組預金 | NEOBANK 住信SBIネット銀行 (netbk.co.jp)
購入
入金ができたらいよいよ購入です。
それぞれ証券口座から買いたい銘柄を選択して買うだけです。
単元で個別株を買うと数十万単位での買い付けになってしまいます。
最初は単元未満株での少額購入をお勧めします。
銘柄にもよりますが数千円から買うことも可能です。
SBI証券の画面を例にKDDIを購入しようとすると、単元購入と単元未満株(SBIではS株と呼ぶ)ではこのようになります。
KDDIの株価は4,328円。
単元の場合は最小100株なので、約43万円必要
S株の場合は最小1株なので、約4,300円程度で足ります。
S株の場合、買付タイミングが決まっていて、成行注文しか出来ないという縛りがありますが、メリット/デメリット含め詳細はまた別の機会に書きます。
また、投資信託であればさらに金額は少なく最小100円から投資可能です。
くれぐれも最初から大金をつぎ込むような投資はやめましょう。
まとめ
- 株式投資の準備をしよう
- 証券口座と銀行口座を開設しよう
- 入金して実際に株を買おう
株式投資の一番の壁は口座開設だと思います。
実際に私の場合は、マイナンバーカードの発行までが一番時間がかかりました。
行政の処理ではなく、動き出すという自分の意志が弱くそれが一番足を引っ張ってました。
結局のところ投資を始めようという意思が一番重要だと思います。
口座開設さえしてしまえばあとは実践あるのみです。
ただし、いきなり大金で始めるのではなく少額から始めることは忘れずに。
少額であっても経験は必ず活かされます!